インタビュー

2023.07.24

スポーツが抱える課題の解決に役立つ研究をしたい

教養デザイン研究科 教養デザイン専攻 博士前期課程 1年  宮坂 倖乃さん

明治大学 法学部 2022年度 卒業

大学院に進学したきっかけや理由を教えてください。また、大学院進学にあたり、明治大学大学院を選んだ理由を教えてください。

明治大学の教養デザイン研究科では、多角的な分析視点から、スポーツが抱える課題についての研究ができると考えたからです。私は幼い頃からオリンピックの舞台を夢見て競泳競技に取り組んできました。大学4年次に社会人として新たな所属先を探していた時、そのポストの少なさを実感し、アスリートの置かれている現状を知りました。その現状に疑問を感じていた時、教養デザイン研究科にスポーツ思想を専門とする教授がいらっしゃることを知り、大学院に進み、スポーツが抱える課題の解決に役立つ研究をしたいと考えるようになりました。大学院進学時は、学部生の頃は法学部だったためスポーツ思想に関する知識が浅いこと、また、競技を続けることを決めていたので学業と競技の両立について不安を感じていました。

ご自身の関心や研究テーマについて教えてください。

日本における企業スポーツの現状と課題について研究をしています。テーマに関心を持ったきっかけは、先程の通り自身の経験からです。企業スポーツは、戦前から日本の特徴的なアスリート支援であり、学校スポーツと並んでスポーツの発展に寄与してきました。しかし、経済状況の変化により企業スポーツの撤退は著しく、プロ化や企業運動部のクラブ化の動きが進んでいます。そのような状況の中で企業スポーツは今後、どのような形をとっていくべきなのか、また、競泳のアスリート支援は今後どのようなシステムで行われていくべきなのか、を明らかにしていきます。私の研究によって、競泳におけるアスリート支援の状況が改善し、結果的に日本競泳界の競技力向上に繋げたいと考えています。

平日の代表的な1日のスケジュールを教えてください。

6:00起床、朝食等
7:00水泳の練習
10:40登校
10:50授業
12:40昼食等
13:30授業
15:10授業準備授業の課題に取り組みます。
17:00授業
19:40帰宅、夕食等
21:00研究主に参考文献の分析をします。
22:00自由時間
23:00就寝

大学院に進学してよかったこと、大学院に進学して身に付いた能力等について教えてください。

現状を受け入れるだけでなく疑問点を見つけたり批判したりする力が身に付きました。学部生時代は、授業を聞いて受け入れることが多かったのですが、大学院の授業では議論の時間が多く、思考を働かせることが必要になるので、様々なことに興味を持ち、それに対しての意見を持つようになりました。

大学院修了後の進路をどのように予定しているか教えてください。

現在明確なビジョンは持っていませんが、一つの視点ではなく、広い教養による多角的視点から問題を解決する力を身に付け、公益性とビジネスの両側面からスポーツの価値を高める活動に関わりたいです。

趣味や自由な時間の過ごし方について教えてください。

学校や研究以外の時間は練習に充てています。夏季休業期間には、中国・成都で行われるワールドユニバーシティゲームズという学生の世界大会に日本代表として出場します。

進学を検討している方へのメッセージをお願いします。

大学院は自分の力を伸ばし、可能性を広げられる場です。授業や課題、研究などやるべきことが多く、想像していたよりも忙しいですが、その分充実した生活を送っています。教養デザイン研究科は、一つの専門分野にとらわれることなく学ぶことができるので、研究のテーマも自由度が高いです。

※掲載内容はインタビュー当時のものです。

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